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Mit Arbejde

 
SKYER
 FORTÆLLINGER FRA STATSOMVÆLTNINGENS DAGE 1885—94

(Forord)

Den storpolitiske Kamp, der danner Baggrunden for efterfølgende Fortællinger, ligger ikke længere tilbage i Tiden, end at den endnu huskes af alle; men det er iøvrig slet ikke nødvendigt for Forstaaelsen, at den kendes. Hvor forskelligt de politiske — ligesom Livets andre — Konflikter kan forme sig, de Lidenskaber, de vækker, de Tragedier og Farcer, som de afstedkommer, er alle Dage de samme; og heri søger Skildringer som disse deres poetiske Berettigelse. Her skal blot nævnes: det var i Paaskeugen 1885, at Mini­steriet Estrup hjemsendte de lovgivende Forsamlinger og — støttet af Overklassen — lod Kongen kundgøre et Finansprovisorium, der kom til at strække sig over en halv Snes Aar. Den Ophidselse, som dette Skridt vakte særlig i de brede Lag, gav sig bl. a. Udslag i et Revolverattentat mod Premierministeren, hvilket havde Udstedelsen af flere provi­ soriske Love til Følge, saaledes en skærpet Presselov, lige­ som det blev den ydre Anledning til Oprettelsen af det forhadte Gendarmkorps. Adskillige af Demokratiets frem­ ragende Mænd sad i Fængsel. De ledende Medlemmer af Ministeriet dekoreredes med Elefantordenen.

(Pontoppidan, Henrik. 1899. FORTÆLLINGER Ⅱ. BIND. København: Det Nordiske Forlag.)

 

 

 

 『雲 ー物語集:1885-1894年の国家変革時代よりー)

(序文)

あとに続く物語の背景を形作っているこの大きな政治闘争は,いまだに全ての人々に記憶されているということのほか,もはや過ぎ去った時代には存在しない.しかしその上それはその闘争が知られているということへの理解にとって全く必要ではない.人生における他の物事と同じように,どれだけ異なるかたちで政治闘争が展開されようが,それによって引き起こされる激情,覚醒,悲劇,そして茶番劇はどの時代でも同じである.そして本書ではこのような叙述がそれらの詩的正当性を求めている.ここで少し以下のことに触れる必要がある.1885年,イースターの週に,エストロプ内閣は立法議会を解散し,そして-上流階級に支持され-国王に暫定予算令を発令させた.それは10年もの間続くことになった.この一歩が特に幅広い層において引き起こした煽動は,とりわけ首相に対する反対運動に現れ,それはさらなる暫定法の発令,例えば憎たらしい憲兵隊の設立の外面的契機となったちょうどそのときの厳しい新聞検閲というような結果になった.多くの民主主義の傑出した男たちは牢獄へ入れられた.内閣の先導者たちはエレファント勲章を授けられた.

 

 

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謝肉祭

今月末に教授と卒論に関してZoomでミーティングさせていただけることになった.

昨年末から今まで月の半分以上を某予備校のアルバイトに捧げていたため,研究に関してミーティングを開くのが申し訳なくなるくらいに進んでいない.

やっと最近本腰を入れて文献を読んでいるが,デンマーク語力がまだまだ乏しい私はとにかく読むのが遅い.日本語の本でも読むのが早い方ではないのに,,,

それでも必死でちびちび読んでいくしかない.そういう意味では定期的にミーティングをさせていただくことで,逃げ出さんとちゃんと読まんかい,このままで何を報告するつもりや,と自分に言い聞し,以前よりは日本語の文献に逃げ出すことも減らせているような.

 

今後の計画はざっくり立ててあるのでそれを裏切らないようにやっていかねば...

 

しかし私,またやってしまいまして.

やらねばならないことがたくさんあるのにもかかわらず,こんなものに手を出してしまっている.

 

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全6巻からなる,誰もが名前は知っている(激安雑貨店のおかげか)セルバンテスの大著.

 

いや,一応ね,研究に関係していないことはないんですよ,バフチンポリフォニーが私のテーマに大きく関係してまして,ポリフォニーを知るには,その源流にあたるカーニバル文学も知っとかないと,と思いましてね,ならばドン・キホーテは読んでおかないとってなるでしょ?

 

分かってます,もちろん読むべきだと思いますよ,でも今ですか?

いつやるの?今じゃないでしょ.

友人から借りた本も一冊読めていないのに...

あ,でも一冊は読みましたよ,信頼できない語り手の使い方が非常に上手い.

またその本についてもここで感想を認めたい.

 

その前に,あなた,読めていない本が部屋に溢れていますよ.

 

誰かに特技を聞かれたら積読と答えようかしら.

 

そんなことを聞かれる間柄の人間がいるとでも?

 

よくバイト先の悲惨な現状を,尻に火が付いているどころか背中が爛れてるわ,鎮火もせんからアロエ塗る時間もないわ,と冗談を飛ばしているが,あんた焼身死目前ですよ.

 

とにかく,手を出したからには仕方ないので『ドン・キホーテ』は積まずにしっかり読もう,そして研究もしっかり進めて,借りた本も読もう.

 

 

 

何を当たり前なことを,,,

次ここに戻るときには様々な面で進展を遂げていたらと祈りつつ,作業に戻るとしよう.

 

あ,会話の授業の課題もやらねば.

Ha ha ha.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CHE.R.RY

春の訪れなるものを早くも感じられる気がする.

季節や気温の変化は人間の感情にどれほど影響を与えるものなのかを知らないが,暖かく過ごしやすい快晴の日に私は哀愁を強く感じてしまう.

灰色の雲が空を覆い,冷たい雨がしとしとと降る日の方がずっと心理的に過ごしやすい.

 

 

 

奇妙に優しすぎる環境を拒絶しているのか?それとも拒絶されているのか?

単に素直じゃないだけか?

 

 

 

何故かは分からない.

まぁ,良いや.

 

 

 

 

ここ最近自分の研究対象にしている作家の作品を除けば日本語で書かれたものばかりを読んでしまっている.使っていない脳の一部を定期的に動かす意味も含め,積読状態にあった2冊の本を読み始めることに.

 

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まず左の本は,馬鹿高い送料を払ったのでおそらく豪華客船か何かに乗せられてはるばる日本にたどり着いたと思われる,このブログでも綴ったデンマークのサイトで注文した本のうちの一冊.

Mr.Childrenのデビュー年に生まれたInger Christine Løweの処女作.

たまたまDRで特集されているのを目にした本作品は友情と恋愛感情の境界線,sexという行為,そしてセクシュアリティに関することがテーマとしてあるそうで.

 

その辺の問題において,ここ最近私にはある種の欠陥があると思われて仕方ないのだが,最近流行りのジャンルでもあるし,130ページもないぐらいの量なので比較的楽に読めるだろうと思い,恋しちゃって星の夜に願い込めてメッセージ送信的な話ではないことを星の夜に願いながら読み進めている.読了したらまたここにでも書こうかと.

 

 

そして右の一冊は,おそらく作品か作者の名前は誰もが一度は耳にしたことがあるだろう,Kazuo IshiguroのNever Let Me Go

実は以前に結構読み進めていたのだが,とある事情で全く時間を割けなくなってしまい,本棚に積まれてしまっていた.

英米文学を原書で読む機会を作れていないのでそのきっかけになれば,なんてね.

 

 

 

 

さてビールの時間まで早速前者の続きを読もうかな.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モノクロの僕の毎日に

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昨今,人々は承認欲求に支配される傾向が強くなってきている.

誰かに認めてもらうために時代の潮流に必死でしがみつき,フォーマットからなるだけ逸脱しないように気を遣いながら生きている.自分を異端児と考えている人間もほとんど皆フォーマットを遵守している.

そして別の次元を生きる人と出会うと,蔑んだり,哀れに思ったり,お人好しさんは恣意的な善意で真っ当に,もしくは自由に生きることができると信じている自分の世界へ引き摺り込もうとしたりする.

 

 

そういうことじゃないんです.

生活に変化をもたらされる不安を感じたことはありますか?

確かに現状に満足しているわけでもないし,とても単調に思えてしまう毎日です.

でもそれが私の毎日なんです.

 

 

ある歌の歌詞にあったが,モノクロの毎日に彩りを加えるものって何なのだろうか.

そもそも日常がモノクロなのか?ただ色眼鏡を掛けていることに気づいていないだけなのでは.

それを外してみたら,実に彩り溢れた世界に出会えるのかも.

 

 

素晴らしい映画でした.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイトを終えて,遅い夕飯を呑み,ウィスキーを嘗める.

そしてこのままでは終われないと我に返って机に向かってestudio español...

 

本当になんとなく第三外国語として選んだespañol.

受講している時は身につけたいとかなんとも思わず,ただ忌まわしき卒業要件とやらのためにやっていたが,今時間を作ろうと思えば作れる(あの頃から作れたでしょう)ようになり,せっかく囓ったなら味わって見たいと感じるようになった.

根詰めてやるべきデンマーク語を疎かにしているような気持ちになって仕方ないが.

 

それでも,カッコつけるわけじゃないけれども,関係のないような何かを身につけることは本来すべき何かに繋がることもありまして,,,(そもそも本来すべき何かって?)

よく言語を操る能力はツールに過ぎないという意見をよく聞くが,それは間違っていないと思う.その言葉で何をできるか,何を発信するか,はたまた何を受容するかが重要であることは疑いの余地がない.

 

けどね,様々なことを学ばずして言語を身につけるなんて不可能だと思うのよ,これが.少なくとも私には無理.

大洋をこえた異国でネイティブ話者に囲まれることなく成し遂げようと思うなら特に厳しいだろう.

留学を否定しているわけではない,むしろ今すぐにでもしたいと思っている.

 

留学を夢見て,そしてその準備として他言語習得に勤しんでいた人たちにとっては今の状況は腹立たしいだろう,やる気を削がれるだろう.

だからと言って,,,,,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違うな,こんなことが言いたいんじゃない.

とにかく言語を学ぶ素晴らしさは,一見全く無関係に感じる分野における自分の無知を実感できることにあるんじゃないだろうか.母国語では良い意味でも悪い意味でも雰囲気でニュアンスを掴めてしまうし,本当は分かってなくても分かったふりをできてしまう.他言語を学習しているとそれを残酷なまでに生々しく感じる瞬間により多く出会えると思う.

私の言語学習は,最近巷で流行の実用的な○会話とか,今すぐ使える○語とかとは違うのかもしれない.違うからこそこんなにも他言語の習得が遅いのかもしれない.

私なりのやり方を模索しながら色々試しています.

 

 

あぁ支離滅裂で,いつにもまして稚拙な文章だ.考えに深入りしそうになると逃げ出しているのが丸わかり.だからこの時間帯にこのページを開くなって言っただろうに.

まぁたまには良いんですかね,誰も読まないだろうし.

 

 

 

 

もう少しやらねばならぬことがあるのでこの辺で.

 

 

 

 

 

 

 

 

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(先日届いたCD.明日の朝はこの中のどれか一枚を聴きながらバイトまでの時間を過ごしたい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お菓子の国でやさしくなりたい

朝の5時半ごろに起床し,DRとBBCでニュースを見聞きし,その後少し英単語と戯れた.

このような健全な一日のスタートを今後続けていきたいと切実に思う.

さてこんな朝に私がBGMとして聴いているのがこれ.

 

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プレヴィン指揮のロンドン交響楽団による1972年録音の『くるみ割り人形』.

バレエ音楽をいくつかの別バージョンでも聴いたが,この私とはかけ離れた可愛らしい,メルヘンチックな世界観を卓抜に表現しているのはこのプレヴィンによるものだと感じる.

普段陰鬱なものや奇妙なものを好んで聴きがちなのだが,クラシックに関してはこの『くるみ割り人形』のような王道も頻繁に聴きたくなる.個人的に幼少期ファンタジアで聴いて以来,特に「花のワルツ」がクラシック音楽の中でもトップクラスに好きなことも大きく関係しているのだろう.

 

私もクララのようにお菓子の国へ行くというような脳内お花畑丸出しの夢をたまには見たいものである.

 

あ,甘いものが苦手なんだった.

 

お菓子の国へ行くことも人によっては悪夢になりうる,価値基準次第で何事でも捉え方は無限大ということですかね.普通に虫とか湧いて大変そうだし,夏場とか.そもそもベッタベタだろうし,災害きたら即死.というよりクリスマスどころか三が日も過ぎ去った後で『くるみ割り人形』なんて,あなたらしいわね,一つも進めてないけどよかったじゃないの.

 

 

 

...スペイン語をやります.

 

 

 

 

 

 

Portrait de la jeune fille en feu

新年を迎えて初の投稿.

昨年始めたこのブログ,思考の整理を目的としていたがやはり脳内をこういった媒体に投影するのは苦手なようで,,,どうでもいいようなことを書いてきてしまった.

今年はたまに見返したくなるようなものを投稿できればと思う.

 

 

さて去年は留学もできず,予定が大きく狂った一年となってしまったが,今年はあまりそういうこともないだろう.

 

院試合格と卒論完成.

 

この二つが軸になっていくことでしょう.

そしてこれらに加えて昨年はあまりできなかったことを少しでもできたらいいや.

例えば年末に酔った勢いでデンマークのサイトで注文してしまった6冊の本を最低読み切るとか,それでなくても進んでいる積読を解消するとか,少し納得のいっていないTOEICの点をあげるとか,継続できていないスペイン語を今年こそは続けるとか,,,

考えだすと色々できてませんね.しかも言語に関わることばっかり.不安のこだまでしょうか...いいえ誰でも(お前だけやと思え).

 

まぁ最低でも日本語以外の言語で書かれた小説を10冊は読んでおきたい,そしてそこにスペイン語のものがあればおいしいウィスキーを飲ましてあげちゃうよ!

といったところでしょうか.

 

 

理想を描く前に行動しろという言葉が空っぽの脳内を反響し始めたので従います.

今年もよろしく,不安.

 

 

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(画像は去年一番面白かった映画)